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ESSAY




アートディレクター・エッセイ
アートディレクターとは何か?
学校で講師をやってみて
Web Site制作の仕事の流れ
インターネットが使えなかった大変な1日
ブランド・アイデンティティーとは何か?(ブランド戦略)

手間ヒマかけずに儲かるネット通販マニュアル
はじめに
実際にネット通販で儲かっているサイトはあるのか?
高価な物でも売れる事実と安い物でも売れない事実
 1. マーケティング理論
 2. AIDMAの法則(アイドマの法則/AIDMAモデル)
 3. デザイン、イメージ戦略
 4. 実際のところどうであるか


MdNから発売の書籍『2005年版WEB制作会社総覧』231ページで当社が紹介されました♪





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file No.001 はじめに

 わたくしは主に広告・デザインに関する仕事をやっています。依頼があればコンサルティングもやったりします。
 そして、いつも思うことは、デザイン制作をやる人でデザインやアートのことだけしか勉強していない人は、ビジネスとしてやって行けないと思います。いや、ビジネスとしてデザインの仕事をやってはいけないと思います。
例え、デザインをすることが仕事であっても、経済や経営学、マーケティング理論などあらゆる知識やノウハウを持っていないとより良いデザインはできないはずです。デザイン以外の理論等を知っている上でデザインするのと、まったく知識が無い上でデザインするのでは、天と地の差があります。実際直接には関係の無いことであるがデザイン以外の理論等を知った上でデザインする方が、意味合いや表現の仕方等に奥行きや幅が出てくるはずです。

 世に存在する大多数の企業は商品(モノ)やサービスを売るということが主たる目的である。そして一番多い失敗した例をあげると、ウェブ制作のプロフェッショナルに依頼し「綺麗なサイト」「カッコいいサイト」を作ったが、しかし「綺麗なサイト」「カッコいいサイト」は「綺麗だな」「カッコいいな」だけで終わってしまいます。その結果ただの広告塔で終わってしまい売上も期待できません。ウェブ制作に関してはプロであっても「モノを売ること」に関しては素人です。「モノを売ること」を何も考えずサイトを作った場合、売上げに直結するとはまず考えられません。
 売上を上げるためのウェブを作る時は必ず「モノを売る為の戦略」を考えた上で次に「コンテンツの構築」と次に「デザイン」を考えなければ無意味です。資金を投資してホームページを作るのだったら売上があった方が嬉しいですものね。
 結果としてビジネスでも同じですが、ホームページを作る場合でも経営戦略を立てから実行しないと失敗につながります。


 わたくしがインターネットに関する仕事をはじめてしたのは、1996年の時です。今からもう5年以上前になりますがアシックス(http://www.asics.co.jp/)のホームページのトップページ(表紙)のアートワーク制作でした。その頃は、まだまだインターネットが一般社会に浸透していない初期の頃で、これがわたくしのインターネットとのはじめての出会いでした。それまでインターネットという言葉は知っていましたが、見たことも無くまったくと言っていいほど知らなかったのです。それで、「インターネットなんて知りません」なんて恥ずかしくて言えませんでしたので、色々と調べてインターネット・カフェという所へはじめて行くことになりました。それで行ってみるとインターネット・カフェといっても、ただの雑居ビルの一室でコンピュータ(たしかコンパックのPC)が並んでいるだけで、現在のようにオシャレなものではありませんでした。そして、はじめてインターネットでホームページたるものを見たのでありました。
 実はその仕事の話が来た時、はじめに「ホームページの制作をお願いしたのですが・・・」と言われましたが、「実はホームページは作れません」とお断りしたのですが、トップページ(表紙)のアートワーク制作だけでもお願いしますと言うことになりアートワークだけを引き受けることとなったのです。負けず嫌いな性格なので、ホームページを作れないと言うことがすごく嫌でしたし、とても恥ずかしく思えてきました。それからです。ひたすら独学で勉強しました。それに全然スクール等もまだ無かった時代でしたし、まわりに教えてくれるような人が全くいませんでしたので、思考錯誤、そして失敗、徹夜での勉強の連続でした。わからないことがあれば徹底的に調べあげる性格ですし、「html」「cgi(perl)」などプログラミング言語も勉強しなくては当時ホームページが作れなかったし、本職はデザイナーでプログラマーではなかったのでほんと大変でした。そして、そんなこんなで分野外のことでわからないことだらけで、徹夜しても結局わからず朝を向かえそのまま会社へ出勤することが多々ありました。それに当時会社の仕事とはまったく関係の無いものでしたから、仕事が終わり家に帰ってから自宅で勉強する日々が続きました。

 それから実際のホームページ制作に関する仕事を請け負ったのは、1998年のことで海遊舘(http://www.kaiyukan.com/)ホームページの立ち上げからデザイン制作を一式させて頂きました。
 今思えば運がよかったのだなぁと思います。それまでホームページ制作の実績が全く無かったのですが、そのとき勤めていた会社が名の知れたデザイン事務所だったおかげです。海遊舘のホームページ制作をさせて頂き、おけげで色々勉強になって、良い経験になったと思います。

 それから数々のホームページをが手がけてきました。そしてある日、疑問に思うことがあり自分の中で考えさせられることがありました。ホームページを作るとき、ただ単にデザイナー的な考えやセンスだけで作っていても良いのであろうかと自分に問い詰める時期がありました。それに知識の無いデザイナーが、ちらほらとホームページを作り出した時期がありました。その頃ちょうど、昔からホームページを作っていた人たちの間で、囁かれていたのがありました。それは、「グラフィックデザイナーが制作するホームページは、変に凝りすぎていてやたらに重たく表示が遅いから見る気なし!」とか「コンピュータの色の原則や色数、ファイルのフォーマット等知らず無能だからページが見れない」とか「一般人はウインドウズ・マシンを使っているのに対し、デザイン関連の人たちはマッキントッシュを使っていて、ウインドウズで見ている人のことを全く考えていないのでウインドウズで見ると表示が変だったりする」などなど、評判がとても悪かったりしました。そして、以前よりかはまだましになりましたが、最近でも色々と言われていますが長くなるのでここでは触れないことにします。

 前置きが長くなりましたが、仕事で制作するホームページで一番多いのは何かと言いますと「企業案内」や「通信販売」のページが80%以上です。それで、デザインやデザインセンスに関することは別だとして、ただホームページを作るのであればそれなりに知識があれば簡単に作れます。そして、「作るだけで良いのであろうか? それだけではよくないはずだ!」と思い、それ以上のことを追求しようと思いはじめたのでありました。
 そこで気がついたことは、例えば自分自らが「通信販売」をやったことが無く、ホームページも持っていないのであれば、全くの素人ではないだろうか・・・。そして、「通信販売」のノウハウを持っていないデザイナーが「通信販売」のページを制作しても、物を売る、いや物が売れるホームページは作れないのではないだろうか。まあ考えてみればあたりまえのことです。現場を知らない者が、その現場を語れるはずはありません。もし語れたとしてもそれは理論上のことだけで、実際は正しいかどうか体験していないのですからわからないはずです。

 以上のようなことから自分で実際に「通信販売」のホームページを作り、体験してみることにしました。唯一の経営コンサルタントの国家資格「中小企業診断士」も勉強してみることにしました。
 その時から、「通信販売ホームページ制作&経営奮闘」がはじまりました。

 はじまりは1997年、今から8年前のことです。
 前置きが長くなりましたが、これから暇を見つけて、実際に実験し、体験し、研究した「通信販売ホームページ制作&経営奮闘記」を書き綴って行こうと思います。良いことばかりではありません、失敗談なども紹介しながら連載していきます。最後まで読んで頂きましてありがとうございます。また、これからどんどん追加していきますので、興味があれば読んでください。


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