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ESSAY




アートディレクター・エッセイ
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file No.001 アートディレクターとは何か?

アートディレクター齊藤秀雄プロフィール


 よく「アートディレクターとは、何をする人ですか?」と質問されることがあります。
 デザイナーというと、誰でもがデザインをする人であると知っているように認知度は高いですが、アートディレクターと聞いただけで何をする人か知っている人は1000人中1人いればよい方ではないでしょうか。やはり、それだけ認知度が低いのでしょうね。欧米の方だとかなり認知度は高いのですが、ここ日本ではほとんど知られていないようです。
 それに日本では恥ずかしいことに、自分は「アートディレクターです」と名乗っておきながらもアートディレクターとは、何をする人なのかを理解しておらず説明すらできない人が多いのも現状です。
 なんちゃってアートディレクターには気をつけましょう・・・ね(正直言って多いです)。

 さて、先ずはアートディレクターの歴史について簡単に説明します。
古くはもともとアメリカで生まれました。そして、1920年「ニューヨーク・アートディレクターズクラブ」という協会が設立されました。
 しかし、日本では広告代理店というものが社会に浸透しはじめたのが1950年代の戦後の混乱期頃からで、そして日本の近代広告のはじまりであると言われています。
  日本にある「東京アートディレクターズクラブ」が設立されたのが1952年ですからアメリカの歴史に比べると日本は30年以上もの長い長い開きがあります。
 1950〜1960年代にはグラフィックデザイナーが脚光を浴びブームになり、その頃グラフィックデザイナーたちはアートディレクターを意識しはじめました。そして、戦争が終わり日本では高度成長期に入り、新聞や雑誌などの強力な広告メディア(広告媒体)も再開され活躍できる環境も揃って行き、1960年代にアートディレクターが重要視されその頃から確立されて行きました。

 さて、実際にアートディレクターとは、どういった役割をする人であるか簡単に説明しますと、ビジュアル(アート)をディレクションする人のことを言います。アートディレクターは、アート系(美術系)の出身者でたいていはグラフィックデザイナーを経てなることが多いです。
 アートディレクターは広告ビジネスのテリトリーに属する人ですので、自由なクリエイティブ性は必要ですがアーティストとは違います。アーティストは自分の想うまま好き勝手に気ままに作品を作りますが、アートディレクターは広告ビジネスであることが前提ですから自分勝手なわがままなことは許されません。広告主(クライアント)のブランド・アイデンティティーや伝えたいメッセージ(イメージ)を様々なメディア(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ)を通して消費者へ効果的に伝えなければなりません。極端に言えばクライアントが希望する通りのメッセージを活字や広告にすればいいのですが、今の時代広告は世の中に氾濫していますので消費者の気を引き、目に止めさせ、じっくりと見させることは容易ではありません。例えば新聞や雑誌を例にあげると、わざわざ広告を見るが為に新聞や雑誌を購入する人はほとんどいません。それに雑誌の中には沢山の広告が盛り込まれているので、読者のページをめくる手を止めさせるのは難しいことです。ニュースや特集記事などは、情報として誰もが欲しがり、コラムや小説などは興味がある人はだいたい読んでくれます。しかし、広告を積極的に見ようとする人は広告業界の関係者ぐらいで、一般的な消費者はほとんど見ないと考えてもよいでしょう。広告をつくるということは難しいのです。
 広告は消費者に伝えたいイメージをより伝えやすくする為に、興味を持ってもらう為に加工しなければなりません。そして、人目を引くには「ビジュアル」や「アート」の表現技術を駆使し、目立たせなければなりません。その為には、広告のプロ「アートディレクター」が必要になるのです。

 広告制作の仕事は、アートディレクターが中心になり、あとコピーライターやプランナー、そしてグラフィックデザイナー、フォトグラファーというようにチームで制作を行うことが多いです。簡単に言えばアートディレクターは現場監督みたいなものです。

 ちなみに私もニューヨーク・アートディレクターズクラブのインターナショナル会員です。


アートディレクター齊藤秀雄プロフィール

●メモ:
> THE ART DIRECTORS CLUB
(New York ADC:ニューヨーク・アートディレクターズクラブ)
> 東京アートディレクターズクラブ(Tokyo ADC)

ニューヨーク・アートディレクターズ・クラブ(N.Y. ADC)

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アートディレクター関連書籍のご紹介
アートディレクター私の仕事 (1987/10)
著 者:長友 啓典
出版社:東洋経済新報社 価格:¥1,600
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経済(ケイザイ)のザイに、デザインのザイを生かす。若い制作者にはアートディレクションのABC、ビジネスマンにとってもイロハになる。アートディレクター御三家が視覚言語で語る。
< 目次 >
 1.素敵な企業・商品・サービスの共演者―ビジュアル・プレジデント代行
 2.快適な生活、地球を包むアートディレクション―ここちよさを求めて
 3.いま世界をトリミングする決断力―一瞬の勝負
 4.七つの顔の多面手―ADの仕事・魂・感覚
 5.制作参加者の渦と滝―個性の集中と拡散
 6.都市を原初を遊ぶ―酒場は学
アート・ディレクターの発想・現場・定着 (1993/04)
著 者:長友 啓典、青葉 益輝、浅葉 克己
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長友啓典、浅葉克己、青葉益輝。現代日本を代表するアート・ディレクター3人の内側に踏み込んで、アート・ディレクションの秘密を探り出す。
< 目次 >
 1.文字を訪ねて幾千里。
 2.苦吟する銀髪のの芸術家。
 3.アート・ディレクションとその界隈
 4.毎日が真剣勝負広告デザインの「勝負師」 浅葉克己
 5.剛球一本の超・本格派公共広告の「魁」 青葉益輝
 6.狙った獲物は逃がさない編集デザインの「猟人」 長友啓典
 7.制作ノートより
 8.私の本棚
TOKYO ART DIRECTORS CLUB WHO'S WHO 〜 アートディレクター人と仕事 (1998/3)
著 者:東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)
出版社:美術出版社 価格:¥3,500
単行本(ソフトカバー):172p サイズ:257×182mm

45週年を迎えた東京アートディレクターズクラブ。常にその時代を反映させている広告。資生堂、長野オリンピック、ペプシ、伊勢丹など、さまざまな広告を手がけたアートディレクター78名の作品を紹介する。



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